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妊婦のmRNAコロナワクチン接種、有害妊娠転帰と関連せず

2024年5月17日  専門誌ピックアップ

2021年6月-2022年1月に生児出産した単胎妊娠女性5万5591例を対象に、妊娠中のメッセンジャーRNA(mRNA)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種と有害妊娠転帰リスクの関連を後ろ向きコホート研究で検討。妊娠女性のデータはVaccine Safety Datalinkから入手した。妊娠中に1-2回のワクチン接種を受けた2万3517例(42.3%)と傾向スコアでマッチさせた非ワクチン接種者を比較した。 その結果、ワクチン接種は非接種に比べ早産リスク低下と関連した(100例当たり発生率6.4 vs. 7.7、調整後ハザード比0.89、95%CI 0.83-0.94)。ワクチンは在胎不当過小児(同8.3 vs. 7.4、同1.06、0.99-1.13)、妊娠糖尿病(同11.9 vs. 10.6、同1.00、0.90-1.10)、妊娠高血圧(同10.8 vs. 9.9、同1.08、0.96-1.22)、妊娠高血圧腎症-子癇-HELLP 症候群(同8.9 vs. 8.4、同1.10、0.97-1.24)とは関連しなかった。...